証明写真

パスポートの証明写真規格|45×35mmと顔の大きさの決まり

パスポート用証明写真の寸法規定を示したイラスト

パスポートの申請でつまずきやすいのが写真です。証明写真の中でも規格がとくに細かく決められていて、サイズが合っていても顔の大きさが範囲外なら受け付けてもらえません。窓口で指摘され、その場で撮り直しになったという話も珍しくありません。

基本のサイズは縦45mm×横35mm、ふちなし。これに加えて、顔の寸法や余白にも決まりがあります。この記事では外務省が示している規格をもとに、寸法・背景・表情の条件と、不適格になりやすい例を整理します。細部の判断や最新の内容は、必ず外務省および申請窓口の案内で確認してください

パスポート写真の基本規格

まず、押さえるべき条件を一覧にします。

項目条件
寸法縦45mm×横35mm(ふちなし)
顔の大きさ頭頂からあごまで34±2mm
頭の上の余白写真の上端から頭頂まで4±2mm
撮影時期申請日前6か月以内
向き正面。無帽で、顔や輪郭が隠れていないこと
背景無地。影が入らないこと
カラー・白黒いずれも可
状態ピントが合い、傷や汚れ、変色がないこと

「ふちなし」とは、写真の周囲に白い枠が残っていない状態を指します。プリント時に余白が付くと規格外です。また、顔は左右の中心に来るように配置します。

顔の大きさと余白のルール

パスポート写真がほかの証明写真と大きく違うのは、写真の中の顔の寸法まで決まっている点です。

頭のてっぺんからあごの先までが34±2mm、つまり32mmから36mmの範囲に収まっている必要があります。写真全体の縦が45mmですから、顔が写真の高さの7割強を占める計算です。感覚としては、一般的な履歴書写真よりも顔が大きく写ります。

さらに、写真の上端から頭頂までの余白が4±2mm。頭が上に寄りすぎても、下に沈みすぎても不適格になります。髪を高く結い上げていたり、ボリュームのある髪型だったりすると、頭頂の位置が上がって余白が足りなくなることがあるため、撮影前に髪を落ち着かせておくと安全です。

この寸法を目分量で合わせるのは難しいので、規格に沿った枠が用意された方法で作るのが現実的です。証明写真のサイズ一覧のとおり、45×35mmはマイナンバーカードなどでも使われますが、顔の寸法規定はパスポートがとくに厳格です。

背景・服装・表情の条件

背景は無地で、顔や頭部との境界がはっきり判別できる色を選びます。白い服を着て白い背景で撮ると、肩の輪郭が背景に溶けてしまうため、服と背景の明るさに差をつけると安全です。背後の壁から少し離れて立つと、影が落ちにくくなります。

服装は、制服でも私服でも構いません。ただし、顔の輪郭が隠れるほど襟が高い服や、フードをかぶった状態は避けます。

表情は、正面を向いて目を開き、口を閉じた自然な状態が基本です。歯を見せる笑顔や、あごを上げ下げした顔は適しません。前髪が目にかかると、目の位置が判別しにくくなるため、眉と目が見えるように整えます。

メガネは、着用したままでも構いませんが、レンズに照明が反射して目が隠れていないこと、フレームが目にかかっていないこと、色付きレンズでないことが条件です。反射が気になる場合は、レンズを外したフレームだけで撮るか、メガネなしで撮るほうが確実です。

不適格になりやすい例

窓口で指摘されやすいのは、次のようなケースです。

  1. 顔が小さすぎる。スナップ写真を切り抜くと、ほとんどがこの理由で規格外になります
  2. 背景に影が落ちている。壁に近づきすぎたときに起こりがちです
  3. 髪やアクセサリーで輪郭が隠れている
  4. メガネのレンズが光って目が見えない
  5. 写真の周囲に白いふちが残っている
  6. 加工で肌や輪郭を大きく変えている

とくに最後の点は注意が必要です。パスポートは本人確認のための身分証明書であり、写真は出入国の場面で照合に使われます。明るさを整える程度を超えて顔の形を変える加工は、本来の目的から外れます。

手元の写真から規格に合わせて用意する手順

写真店や証明写真機を使わずに準備する場合の流れです。

  1. 外務省または申請窓口の案内で、最新の規格を確認する
  2. 無地の壁の前に立ち、正面から胸から上を撮ってもらう。カメラは目の高さに構えます
  3. 写真をアップロードし、45×35mmのサイズを選ぶ
  4. 顔の大きさと頭上の余白が規格の範囲に収まるよう位置を調整する
  5. 明るさや背景を整え、プリント番号を発行する
  6. コンビニのマルチコピー機で印刷し、ふちが残らないように切り取る

マイ証明写真は4枚200円で、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、デイリーヤマザキ、ポプラ、セイコーマートのマルチコピー機に対応しています。予約は不要で24時間作成できるため、申請の前日に思い出したときでも動けます。仕上がりが規格に合っていないと感じたら、撮り直して作り直すこともできます。

証明写真機で撮った「パスポートサイズ」なら必ず通りますか
多くの機種はパスポート用の設定を備えていますが、顔の位置や髪型によっては規格から外れることがあります。仕上がりを見て、顔の大きさと頭上の余白を確認してください。判断に迷う場合は申請窓口で相談できます。
子どもや赤ちゃんも同じ規格ですか
寸法の規格は原則として同じです。ただし乳幼児は姿勢を保ちにくいため、撮り方に工夫が要ります。詳しくは子供の証明写真を参照してください。細かな可否は申請窓口で確認するのが確実です。
白い服で撮っても大丈夫ですか
禁止ではありませんが、背景も白い場合、肩の輪郭が背景と一体化して判別しにくくなります。背景と服の明るさに差をつけるか、背景の色を変えることで避けられます。
6か月以上前に撮った写真は使えませんか
申請日前6か月以内に撮影したものという条件があるため、それより古い写真は適しません。撮り直しが必要です。
マイナンバーカード用の写真を流用できますか
サイズはどちらも45×35mmですが、パスポートは顔の寸法の規定がより厳格です。そのまま使えるとは限らないため、マイナンバーカードの証明写真の条件とあわせて確認してください。

まとめ

  • パスポート写真は縦45mm×横35mmのふちなし。撮影は申請日前6か月以内です
  • 頭頂からあごまで34±2mm、頭上の余白4±2mmという顔の寸法規定があり、スナップ写真の切り抜きはほぼ規格外になります
  • 背景の影、メガネの反射、輪郭を変える加工が不適格の主な原因です。細部は外務省と申請窓口の最新の案内で確認してください

スマホやパソコンの写真から、コンビニで証明写真が作れます。背景の色の変更や美肌補正までブラウザ上で完結し、料金は4枚200円です。

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