証明写真

証明写真のサイズ一覧|用途別の早見表と間違えない選び方

用途別の証明写真サイズを比較したイラスト

証明写真のサイズは、提出先ごとに決められています。運転免許の申請用写真は縦30mm×横24mm、パスポートとマイナンバーカードは縦45mm×横35mm、履歴書は縦36〜40mm×横24〜30mmの範囲に収まる大きさが基本です。数ミリの違いでも、規定と合わないと窓口で受け付けてもらえないことがあります。

手元の写真をそのまま流用したら、提出先で作り直しになった。そんな手戻りは、最初にサイズと撮影時期を確かめておけば防げます。この記事では、公的機関や試験の実施団体が公表している数字をもとに、用途別の早見表、縦横の読み方、顔の大きさと余白の決まり、データ提出が増えている試験の事情、サイズを間違えたときの扱い、手元の写真から必要なサイズを用意する手順までを順に整理します。

用途別 証明写真サイズ早見表

まずは一覧です。サイズはすべて「縦×横」で書いています。撮影時期は各出典の表記をそのまま載せました。

用途サイズ(縦×横)撮影時期の条件出典
運転免許(申請用写真)30×24mm申請前6か月以内警視庁
国外運転免許証45×35mm申請前6か月以内警視庁
パスポート45×35mm(ふちなし・顔の縦32〜36mm)提出の6か月以内東京都・下関市の旅券窓口案内
マイナンバーカード45×35mm6か月以内マイナンバーカード総合サイト・内閣府資料
在留関係の申請40×30mm提出の日前6か月以内出入国在留管理庁
履歴書36〜40mm×24〜30mm定めなし(応募先の指示に従う)厚生労働省 履歴書様式例
雇用保険の受給手続き30×24mm・2枚最近の写真ハローワーク
TOEIC L&R 公開テスト40×30mm・1枚受験案内で確認IIBC公式FAQ
宅地建物取引士試験(郵送申込み)45×35mm(ふちなし・顔の縦32〜36mm)当該年の1月1日以降不動産適正取引推進機構
行政書士試験(郵送申込み)40×30mm(顔は30mm程度)受験願書提出前3か月以内行政書士試験研究センター
司法書士試験・土地家屋調査士試験45×35mm提出の日前6月以内法務省
大学入学共通テストデータで提出(プリントは不要)令和8年7月1日以降大学入試センター

同じ用途でも、提出先や年度によって指定が変わることがあります。表は2026年9月時点で各出典を確認した目安として使い、最終的には申請先の最新の案内で確かめてください。用途ごとの詳しい注意点は、履歴書の証明写真、パスポートの証明写真、マイナンバーカードの証明写真、運転免許の証明写真の各記事にまとめています。

サイズは「縦×横」で書かれる

サイズ表記には、つまずきやすい点がいくつかあります。

  • 先に来る数字が縦です。40×30mmは縦40mm・横30mmを指し、横長の写真ではありません
  • cm表記とmm表記が混ざります。4cm×3cmと40×30mmは同じ大きさです
  • 「タテ4.5cm ヨコ3.5cm」のように日本語で書かれることもあります
  • 「ふちなし」「縁なし」と指定されていたら、写真の周囲に白い枠を残しません
  • 「5cm平方」は縦5cm×横5cmの正方形のことです

注意したいのは、横を先に書く資料もある点です。内閣府が2021年にまとめた証明写真サイズの見直し資料では、運転免許証サイズを「2.4×3.0cm」、履歴書サイズを「3.0×4.0cm」と横から書いています。どちらが縦か迷ったら、数字の大きいほうが縦と考えれば取り違えません。上の早見表にも、横のほうが長い規格は一つもありません。

L判やはがきといった写真プリントの用語とも別物です。証明写真は、L判の用紙に必要なサイズの写真が何枚か並んだ形で印刷され、そこから切り取って使うのが一般的です。切り取り線が入っていれば、はさみでまっすぐ切るだけで済みます。

公的な手続きの写真は4つのサイズに寄ってきている

証明写真の種類が多いのには理由があります。内閣府の規制改革チームが2021年5月に公表した資料によると、証明写真機や写真店のサイトで確認できた58種類の証明写真について、サイズの指定は14種、撮影時期の指定は6種に分かれていました。そこで国は、特別な事情がない手続きについて、写真のサイズを次の4種に集約し、撮影時期を「6か月以内」にそろえる方針を示しています。

  1. 運転免許証サイズ(縦3.0cm×横2.4cm)
  2. 履歴書サイズ(縦4.0cm×横3.0cm)
  3. 試験によく使われる大型サイズ(縦6.0cm×横4.0cm)
  4. パスポート規格(縦4.5cm×横3.5cmで顔が中心の配置)

この方針のあと、実際に規定が変わった手続きもあります。法務省は令和5年度の試験から、司法書士試験と土地家屋調査士試験の写真を「5cm平方形」から縦4.5cm×横3.5cm(パスポートサイズ)に改め、撮影時期も「提出の日前3月以内」から「6月以内」に延ばしました。出入国在留管理庁の案内でも、在留関係の申請写真は現在「提出の日前6か月以内」です。

ただし、すべてがそろったわけではありません。行政書士試験の郵送申込みは、令和8年度の案内でも「受験願書提出前3か月以内」を求めています。大きな流れとしてはサイズが絞られてきているものの、手続きごとの例外は残っていると考えておくのが安全です。

よく使う3つのサイズの使い分け

実際の手続きで登場回数が多いのは、次の3つです。

45×35mm

パスポート、マイナンバーカード、国外運転免許証、司法書士試験や宅地建物取引士試験の郵送申込みなどで使われる大きめのサイズです。顔の大きさや余白まで細かく決められていることが多く、規定がもっとも厳しい分類です。マイナンバーカード総合サイトは、このサイズを採用した理由を「パスポートサイズは、様々な証明書にも使われている一般的なサイズ」であり、トリミングしても品質を保てるためだと説明しています。

40×30mm

履歴書、在留関係の申請、TOEIC、行政書士試験の郵送申込みなどで使われます。就職活動や転職ではまずこのサイズを用意することになります。ただし履歴書の写真欄は厚生労働省の様式例で「縦36〜40mm 横24〜30mm」と幅を持たせてあり、40×30mmはその上限にあたります。応募先の様式によっては、欄の実寸に合わせて少し小さく作る必要があります。

30×24mm

運転免許の申請用写真、雇用保険の受給手続き、英検1〜3級の本人確認票などで使われる小さめのサイズです。雇用保険の写真2枚は、マイナンバーカードを提示すれば省略できるとハローワークが案内しています。顔が小さく写るため、切り取りが少しずれるだけで顔の位置が偏って見えます。なお運転免許証そのものの写真は、東京都の場合は係員が撮影し、写真を持ち込んで更新できるのは運転免許試験場(府中・鮫洲・江東)の更新・再交付・併記手続きに限られます。

顔の大きさや余白が決まっている場合もある

サイズが合っていれば通る、とは限りません。用途によっては写真の中の顔の大きさや余白まで決められています。

用途決められている寸法
パスポート頭頂からあごまで34mm±2mm、頭の上の余白4mm±2mm、左右の余白2mm以上(下関市の旅券窓口案内)
宅地建物取引士試験(郵送)頭頂からあごまで3.2cm以上3.6cm以下
行政書士試験(郵送)顔はおおむね3cm
運転免許(警視庁)頭上に3mm程度の余白がない写真は不適正の例として挙げられている

見落としやすいのが、証明写真機で撮った写真の扱いです。不動産適正取引推進機構は、証明写真機などで紙のサイズが縦4.5cm×横3.5cmに合っていても、頭頂からあごまでが3.2cm未満または3.6cmを超える仕上がりになると受験申込みを受理できない、と明記しています。紙の大きさと顔の大きさは別々に確認する、と覚えておいてください。

ミリ単位の指定がない履歴書でも、顔が極端に小さい写真や、上下左右に大きく偏った写真は印象を損ないます。目安は、胸から上(上三分身)が入り、顔が写真の中央付近に来る構図です。頭の上に指1本分ほどの余白を残すと、多くの用途でバランスが取れます。目線はレンズに向け、あごを引きすぎず、肩の高さを左右そろえると、まっすぐ写ります。

用紙と色の条件も確認する

サイズの次に見落とされやすいのが、何に印刷するかと、カラーかどうかです。

  • 用紙: 警視庁は、持参写真について「写真専用紙以外で印刷したものは受付できません」としています。宅地建物取引士試験は、デジタルカメラで撮った写真を使う場合「厚さ0.23mm以上の写真専用紙」を条件にしています
  • シール: 宅地建物取引士試験は、はがれたときのために写真の裏へ都道府県名と氏名を書かせるため、シール式の写真を不可としています
  • 色: パスポートはカラーでも白黒でも受け付けます。TOEICもどちらでも使え、公式認定証にはモノクロで印刷されます。一方で行政書士試験はカラー写真を求めています

コピー用紙に写真を刷って切り抜いたものは、多くの窓口で受け付けてもらえないと考えておくほうが無難です。

紙の写真がいらない手続きが増えている

ここ数年で大きく変わったのが、写真をデータで出す手続きの広がりです。

  • 大学入学共通テストは出願がWebになり、大学入試センターは「顔写真はデータで用意してください。プリントアウトしたものは不要です」と案内しています
  • 宅地建物取引士試験のインターネット申込みは、縦900ピクセル以上・横720ピクセル以上の画像をアップロードします
  • 行政書士試験のインターネット申込みは、高さ320・幅240ピクセルの画像を使います

データ提出では、mmではなくピクセル数やファイル形式、容量で条件が示されます。紙の写真を用意しても使えないので、申込み方法を決めてから準備を始めてください。資格試験ごとの違いは資格試験の証明写真の記事で比べています。

サイズ以外で差し戻されやすい点

サイズと顔の比率が合っていても、写り方で不適当とされる例があります。警視庁の「免許写真判断基準」と、出入国在留管理庁の「提出写真の規格」が挙げている例を並べると、共通点が見えてきます。

指摘されやすい点警視庁(運転免許)出入国在留管理庁(在留申請)
眼鏡光って目が確認できない/フレームが目にかかるフレームが目にかかる/フレームが非常に太い/照明が反射している
顔が隠れるマスク、衣類、髪で目が隠れるマスク、前髪で目元が見えない
背景景色や壁紙の模様、輪郭が背景と同化背景に影が写っている
姿勢正面を向いていない、目線がそれている中心からずれている、体が傾いている

どちらの機関も、眼鏡の反射と、髪やマスクで目元が隠れることを不適当な例に入れています。撮る前に前髪を上げて眼鏡の角度を確かめ、無地の壁から少し離れて立つだけで、多くの指摘は避けられます。在留関係の申請写真は、裏面に氏名を書くことも条件です。

ビザや海外の手続きは国ごとに違う

ビザの申請写真は、国内の規格とは別に、それぞれの国が決めています。正方形の写真を求める国もあり、日本の45×35mmがそのまま使えるとは限りません。申請先の大使館や領事館の最新の案内で確認するのが確実です。スマホで撮った写真からビザ用を作る流れはビザ用証明写真の記事で紹介しています。

サイズを間違えたときはどうなるか

規定と違うサイズの写真は、窓口でその場で撮り直しを求められることが多く、郵送の書類なら差し戻しになります。宅地建物取引士試験の場合、不適切な写真は差し替えなどの補正が必要で、期日までに補正されないと申込みそのものが受理されません。

一方で、多少のずれなら救われる場合もあります。マイナンバーカード総合サイトは、違うサイズの写真で申請してしまったときの扱いについて、トリミングできるものであれば不備とせずに発行手続きを進める、と回答しています。ただし同じ回答の中で「すべての場合で有効となるわけではありません」とも書いており、最初から規定のサイズで出すのが前提です。

大きい写真を切って小さくする対処はおすすめできません。顔の大きさと余白の比率が崩れ、規定を外れやすくなるためです。小さい写真を引き伸ばすと、画質が粗くなって輪郭がぼやけます。結局は必要なサイズで作り直すのがいちばん早いことが多く、元の写真データが残っていれば、サイズを選び直して印刷するだけで済みます。

手元の写真から必要なサイズを用意する手順

撮影から印刷までは次の流れです。

  1. 提出先の案内で、サイズ・顔の大きさ・撮影時期・カラーかどうか・ふちの有無・紙かデータかを確認する
  2. 正面・無帽・無背景で撮影する。スマホのカメラでも撮れます
  3. 写真をアップロードし、用途に合ったサイズを選ぶ。一覧にないサイズは縦横のミリ数を入力する
  4. 背景の色や明るさを整え、顔の位置と余白を確認する
  5. 印刷番号またはQRコードを受け取り、コンビニのマルチコピー機で印刷する

マイ証明写真の場合、料金はL判の写真用紙に4枚200円で、作成までは無料です。セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、デイリーヤマザキ、ポプラ、セイコーマートのマルチコピー機に対応しています。印刷番号は発行から3日間有効で、作り直しは何度でもできるので、余白や表情を見ながら調整できます。

向かない場面もあります。寸法の指定が細かい手続きで、自分で余白を確かめる自信がない場合は、規格を承知している写真館に頼むほうが確実です。また大学入学共通テストのようにデータ提出だけで済む手続きでは、印刷そのものが不要です。

よくある質問

証明写真のサイズがわからないときは、どこで確認できますか

提出先の募集要項、申請書の記入例、公式サイトの案内に書かれているのが一般的です。書式に写真枠が印刷されている場合は、その枠の実寸が答えになります。判断に迷うときは、提出先に直接問い合わせるのが確実です。

いちばん使われているサイズはどれですか

就職・転職の場面では40×30mm、公的な身分証や国家試験では45×35mmの出番が多くなります。国の方針でも、パスポート規格と履歴書サイズは集約先の4種に入っています。

パスポートとマイナンバーカードで同じ写真を使えますか

どちらも縦45mm×横35mmで、撮影時期の条件も6か月以内です。両方の条件を満たしていれば使えますが、パスポートは顔の大きさと余白にも決まりがあるため、パスポートの基準に合わせて作っておくと兼用しやすくなります。

同じ写真を複数の用途に使い回せますか

サイズと撮影時期の条件を両方満たしていれば使えます。ただし撮影時期は「6か月以内」「3か月以内」「当該年の1月1日以降」と手続きによって違います。髪型や見た目が大きく変わった場合も撮り直しが必要です。

白黒の写真でも大丈夫ですか

用途によります。パスポートやTOEICは白黒でも受け付けますが、行政書士試験のようにカラーを求める手続きもあります。指定がなければカラーを選んでおくと無難です。

「5cm平方」と書かれていたらどのサイズですか

縦5cm×横5cmの正方形です。司法書士試験のように、以前は5cm平方だった規定がパスポートサイズへ変わった例もあるため、古い資料ではなく最新の受験案内で確認してください。

まとめ

  • 証明写真のサイズは「縦×横」で書かれ、横を先に書く資料もあるため、数字の大きいほうを縦と読むと取り違えません
  • 運転免許30×24mm、履歴書は36〜40mm×24〜30mm(40×30mmが上限)、パスポートとマイナンバーカードは45×35mmが基本です
  • 国はサイズを4種、撮影時期を6か月以内にそろえる方針ですが、3か月以内を求める試験などの例外は残っています
  • サイズと同時に、顔の大きさ・余白・用紙・カラーの条件や、データ提出かどうかも確認してください

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