免許証写真の服装|NGな服と色の選び方・髪型とカラコンの可否
免許証の写真で最初に決まるのは服の色。背景が無地の淡色なので、白やベージュだと首から肩の輪郭が背景に溶ける。濃紺・グレー・黒のいずれかが扱いやすい。髪型とカラコンは「本人と判別できるか」が基準で、規則で一律に禁じられているわけではない。以下、服・髪型・小物の順に、通る条件と落ちる条件を分けて書く。
免許証写真でNGになりやすい服装
都道府県警の案内では、服装そのものを指定した規定はない。落ちるのは「顔や輪郭が判別しづらくなる服」で、理由はほぼ3つに絞られる。
白い服が避けられる理由
免許証写真の背景は無背景(単色の淡いグレーなど)と決まっている。兵庫県警の持参写真の案内は、不適当な例として「頭髪・衣服と同系色のため輪郭が判別しづらいもの」を挙げている。白いシャツは背景と同系色になりやすく、肩のラインが飛ぶ。
選ぶなら濃紺、グレー、黒、くすんだ色味の中間色。ベージュやアイボリーは背景との差が出にくいので、着るなら上に濃い色のジャケットを重ねる。
襟元・柄・ロゴ
大きな柄や胸元のロゴは、上三分身(胸から上)に入ると視線が散る。無地が無難。襟については、Vネックやタートルネックが禁止されているわけではないが、マフラーやハイネックで顎から首の輪郭が隠れると不適合になる。埼玉県警も、上着やマフラーで顔の輪郭の一部が隠れる写真を避けるよう案内している。
- 無地、濃いめの色
- 顎のラインが隠れない襟元
- 肩の輪郭が背景から分かれる
制服・スーツ・作業着
制服や作業着で撮っても、規格を満たしていれば受け付けられる。免許証は数年使うものなので、転職や卒業で着なくなる服は避ける人が多い。スーツかジャケットが最も無難な選択になる。
髪型はどこまで許されるか
前髪が目にかかると落ちる
埼玉県警は、前髪で目の輪郭が隠れている写真を不適当としている。目そのものが見えていても、まつげの上に髪がかかって輪郭がぼやけると指摘されることがある。眉が見える程度まで分けるか、ピンで留める。
結ぶか下ろすかは自由
長い髪を結ぶかどうかの決まりはない。判断材料は顔の輪郭が出るかどうかで、下ろすなら耳を出す、まとめるなら後ろでまとめる、のどちらかにすると影が減る。幅の広いヘアバンドは、埼玉県警が不適当な例に挙げている。
顔まわりを整えるだけで印象は変わる。下は同じ人が同じ場所で撮った2枚で、左が髪を下ろしたまま、右が耳にかけて姿勢を直したもの。


カラコン・眼鏡・アクセサリー
いずれも「個人識別が容易にできること」が判断基準で、程度によって結果が変わる。以下は各都道府県警の案内によるもので、同じ項目でも県によって書き方が違う。迷うものは手続き先の案内を先に見る。
| 項目 | 扱い | 出典 |
|---|---|---|
| カラーコンタクト | 色や模様が入ったものは避けるよう案内されている。愛知県警は、個人識別が困難な場合は撮影時に外すよう指示することがあるとしている | 埼玉県警/愛知県警 |
| 眼鏡 | かけたままで可。レンズが反射している、色が濃くて目が見えない、フレームが目にかかっているものは不可 | 警視庁 |
| サングラス | 扱いが分かれる。埼玉県警は不適当としている。愛知県警は、病気や負傷による使用を含め個人識別に影響がなければ認められるとしている。判断が割れるため、基本は外し、持病や負傷でどうしても必要な場合は事前に窓口へ確認する | 埼玉県警/愛知県警 |
| 帽子 | 無帽が原則。宗教上・医療上の理由で頭部を布等で覆う場合は、顔の輪郭が識別できる範囲で認められる | 警視庁/埼玉県警 |
| ピアス・アクセサリー | 愛知県警は、一般に個人識別に支障がないため認められるとしている。顔の輪郭を隠すもの、識別に影響する大きさのものは外すよう求められることがある | 愛知県警 |
| マスク | 不適当な写真の例に挙げられている | 警視庁 |
表情の扱いも県で振れる。埼玉県警は歯が見えている笑顔を不適当とし、愛知県警は微笑んでいても個人識別が容易であれば認められるとしている。歯を見せない範囲に留めておけば、どちらの基準でも問題にならない。写真の加工は、輪郭や顔の大きさを変える補正が受け付けられない。
免許証写真の規格
全国共通の条件は次の通り。数字はすべて警視庁の申請用写真・持参写真の案内による。
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| サイズ | 縦3.0cm × 横2.4cm(国外運転免許証は縦4.5cm × 横3.5cm) |
| 撮影時期 | 申請前6か月以内 |
| 構図 | 無帽・正面・上三分身・無背景 |
| 頭上の余白 | 3mm程度 |
| 縁 | フチや枠線が入っていないこと |
| 用紙 | 写真専用紙。普通紙に印刷したものは受け付けられない |
用紙の条件は見落とされやすい。家庭用プリンタのコピー用紙や、コンビニのコピー機で普通紙に出力したものは規格外になる。コンビニのマルチコピー機で「写真プリント」として出力すれば写真専用紙になる。
写真を持ち込めるのはどの手続きか
自分で用意した写真を免許証に使えるかどうかは、手続きの種類と都道府県で変わる。
警視庁は更新・再交付・併記の手続きで持参写真を受け付けている。兵庫県警は更新、マイナ免許証の更新、運転経歴証明書の交付・再交付を対象とし、再交付は特定の警察署のみとしている。新規取得では持ち込みできない地域が多い。
持ち込みの前に確認しておくことは3つ。
- その手続きが持参写真に対応しているか(各都道府県警の案内で確認する)
- 受付できる場所と曜日。確認作業が増えるため平日のみ、事前予約が必要とされることがある
- 持参写真とは別に申請用写真が必要かどうか。警視庁の案内では併記手続きで別途必要
条件を満たしていても、免許証写真として不適当と判断されれば受け付けられない。持ち込みが通らなかったときはその場で撮影になるため、当日の服装は持参写真と揃えておくと無駄がない。
スマホで撮ってコンビニで印刷する手順

持参写真は、写真館でも証明写真機でも、スマホで撮ってコンビニで印刷したものでもかまわない。規格を満たしていることが条件になる。
『マイ証明写真』の場合の流れは3ステップ。
- STEP1 スマホで撮影する
- STEP2 免許証のサイズに自動で調整される
- STEP3 コンビニでプリントする
料金はプリント時の4枚200円のみ。撮影と作成は何度でもやり直せるので、服の色を変えて撮り比べてから決められる。免許証は次の更新まで数年使う。撮り直しのきかない場所で一発勝負にする必要はない。
よくある質問
免許証の写真で白い服はだめですか
禁止はされていない。ただし背景が無地の淡色のため、輪郭が判別しづらいとして不適当になることがある。白しか手元にないときは、濃い色のジャケットかカーディガンを上に羽織れば肩のラインが出る。
カラコンはつけたままでいいですか
色や模様が入ったコンタクトは避けるよう案内している県警がある(埼玉県警)。瞳の色が変わって見えるものは外す。
眼鏡はかけたままでいいですか
かけたままで撮れる。レンズが反射している、色が濃くて目が見えない、フレームが目にかかっているものは受け付けられない。
免許更新で自分で撮った写真を持ち込めますか
更新は多くの都道府県で持参写真に対応している。ただし受付場所や曜日が限られ、事前予約を求められることがある。手続き前に各都道府県警の案内を確認する。
免許証の写真のサイズは何cmですか
縦3.0cm × 横2.4cm。申請前6か月以内に撮影したもので、無帽・正面・上三分身・無背景が条件になる。
前の免許証の写真を変えたいのですが
写真を変えたいという理由での再交付は都道府県によって扱いが異なり、手数料もかかる。持参写真での再交付に対応していない地域もあるため、窓口に確認してから動く。
