証明写真

失業保険の手続きに写真はいらない?不要になる条件と必要なサイズ・枚数

失業保険(雇用保険の基本手当)の手続きで写真が要るかどうかは、マイナンバーカードを使うかどうかで決まる。カードを提示して手続きする方法を選べば、写真の提出はいらない。選ばない場合は、縦3.0cm × 横2.4cmの写真が2枚必要になる。

写真がいらないのはマイナンバーカードを使うとき

ハローワークインターネットサービスの「雇用保険の具体的な手続き」には、受給資格の決定に持参するものとして「写真(最近の写真、正面上三分身、縦3.0cm×横2.4cm)2枚」と書かれている。そのうしろに続くのが省略の条件で、「本手続及びこれに続き今後行う支給申請ごとに個人番号カード(マイナンバーカード)を提示することで省略が可能です」とある。

読み落としやすいのは「支給申請ごとに」の部分。初回の窓口でカードを見せれば済む話ではなく、その後の認定のたびに提示することが前提になっている。

2022年10月から選べるようになった

厚生労働省・都道府県労働局・ハローワークが出しているリーフレット「マイナンバーカードで失業認定手続ができるようになります」によれば、2022(令和4)年10月1日以降に受給資格決定を受けた人は、希望すればマイナンバーカードによる本人認証で失業の認定を受けられる。この方法を選ぶと、受給資格者証に貼る顔写真2枚は不要になり、認定日ごとに受給資格者証を持参する必要もなくなる。

同じリーフレットが注意点として挙げているのは次の3つ。

  • いったんこの方法を希望すると、それ以降、原則として受給資格者証による手続きに変更できない
  • 受給資格者証は発行されず、各種手続きの処理結果は「雇用保険受給資格通知」に印字して手続きの都度交付される
  • 認定日には窓口のタブレット端末で利用者証明用電子証明書の4桁のパスワードを入力する。3回続けて誤るとロックがかかり、住民票のある市区町村の窓口で再設定が必要になる

認定日より前に、利用者証明用電子証明書のパスワードを思い出せるか確かめておく。心当たりがないまま窓口に立つと、その場で止まる。

カードがない、または使いたくない場合

マイナンバーカードを持っていない人と、この取扱いを希望しない人は、従来どおり写真2枚を提出して受給資格者証の交付を受ける。給付の中身が変わるわけではない。写真代を省くためだけにカードの方式を選ぶかどうかは、認定のたびにパスワードを入力する手間と見比べて決めることになる。

写真が必要な場合のサイズと枚数

写真を提出する方を選んだときの条件は次の通り。出典はいずれもハローワークインターネットサービス「雇用保険の具体的な手続き」の持ち物欄。

項目内容
サイズ縦3.0cm × 横2.4cm
枚数2枚
構図正面上三分身
撮影時期最近の写真
省略できる条件この手続きと、これに続く支給申請ごとにマイナンバーカードを提示する場合

公式に書かれているのはここまでで、背景の色、余白のmm数、服装の指定はない。運転免許証の申請用写真も縦3.0cm × 横2.4cmで、寸法だけなら同じ枠にあたる。

一方、転職活動で使う履歴書は、応募先の様式によって写真欄の寸法が違う。同じ1枚を兼ねるつもりなら、貼る欄の寸法を先に確認しておく。合っていなければ、結局もう一度撮ることになる。

服装の決まりはあるか

指定がないぶん迷いやすいのが服装。私服で撮ったものでも、3つの条件を満たしていれば提出できる。

それでもスーツやジャケットを選ぶ人が多いのは、同じ写真を転職活動でも使うため。手続きだけで終わらせるつもりなら、襟のあるシャツ程度で足りる。

離職票・受給資格者証と写真の関係

「離職票 写真」で調べる人が多いが、離職票そのものに写真を貼る欄はない。公式の持ち物一覧でも、雇用保険被保険者離職票(-1、-2)と写真は別の項目として並んでいる。写真は、あとから交付される雇用保険受給資格者証に貼るためのもの。

手続きの流れに置くと位置づけが見えてくる。

  1. 離職後、会社から雇用保険被保険者離職票(-1、-2)を受け取る
  2. 住居地を管轄するハローワークで求職の申込みを行い、離職票を提出して受給資格の決定を受ける。写真2枚、またはマイナンバーカードが要るのはこの場面
  3. 雇用保険受給者初回説明会で、雇用保険受給資格者証と失業認定申告書を受け取る(カードの方式なら受給資格通知)
  4. 原則として4週間に1度、失業の認定を受ける

写真が貼られるのは3の受給資格者証で、これは認定日ごとに窓口へ出す書類になる。受給が終わるまで、何度も人の目に触れる。撮り直しのきかない場所で一発勝負にしなくていい理由がここにある。

写真の用意の仕方

スマホで作成コンビニで印刷

提出する写真は、写真館でも証明写真機でも、スマホで撮ってコンビニで印刷したものでもかまわない。規格を満たしていることが条件になる。

『マイ証明写真』の場合の流れは3ステップ。

  • STEP1 スマホで撮影する
  • STEP2 縦3.0cm × 横2.4cmに自動で調整される
  • STEP3 コンビニでプリントする

印刷フロー

料金はプリント時の4枚200円のみ。必要なのは2枚なので、1回のプリントで予備が2枚残る。撮影と作成は何度でもやり直せるため、服を替えて撮り比べてから決められる。離職票が届いてから窓口へ行くまでの数日でも間に合う。

証明写真を作ろう

よくある質問

失業保険の手続きに写真はいらないのですか

受給資格の決定と、これに続く支給申請ごとにマイナンバーカードを提示する場合は、写真の提出を省略できる。カードを使わない場合は、縦3.0cm × 横2.4cmの写真が2枚必要になる。

ハローワークの写真は何枚必要ですか

2枚。マイナンバーカードによる方式を選んだ場合は、受給資格者証に貼る写真そのものが不要になる。

失業保険の写真のサイズは何cmですか

縦3.0cm × 横2.4cm。最近撮影した、正面上三分身の写真とされている。

離職票に写真は必要ですか

離職票に写真を貼る欄はない。写真が要るのは、離職票を提出して受給資格の決定を受けるときで、用途は受給資格者証への貼付。

途中でマイナンバーカードの方式に切り替えられますか

リーフレットに書かれているのは、マイナンバーカードを活用した手続きを希望した場合、それ以降は原則として受給資格者証による手続きに変更できない、という一方向だけ。逆向きの切り替えについては記載がないため、管轄のハローワークに確認する。

高年齢求職者給付金でも写真は必要ですか

マイナンバーカードの対象となる証書の一覧には、雇用保険高年齢受給資格者証も含まれている。カードで本人認証を行う場合は、この証書でも提出が不要になる。カードを使わない場合の枚数や規格が基本手当と同じかどうかまでは、公式の記載からは読み取れない。窓口で聞くのが早い。