証明写真の撮り直し|判断基準とやり直す方法
撮った証明写真を見て「これで出していいのだろうか」と迷う場面は、多くの人が経験しています。目が半開きになっている、髪が跳ねている、なんとなく気に入らない。ただ、すべてを撮り直していたら時間も費用もかかります。この記事では、提出できない条件と気になるだけの条件を分けたうえで、撮り直しが必要な場合にどうやり直すのが現実的かを整理します。
撮り直しが必要な条件(提出できない可能性がある)
まず、提出先で受け付けられない可能性がある条件から確認します。ここに当てはまる場合は、好みの問題ではなく撮り直しの対象になります。
- 写真がぶれている、ピントが合っていない。顔の特徴が判別できない状態は不可とされます
- 目が閉じている、半開きで瞳が見えない。本人確認ができません
- 顔の一部が髪やメガネの反射で隠れている。特に目にかかっている場合
- 顔が大きく傾いている、正面を向いていない。真正面が原則です
- 背景に物や影が写っている。公的書類では無地・影なしが求められることがあります
- 顔のサイズが規格に合っていない。写真の縦寸法に対する顔の割合が指定されている場合があります
- 撮影時期が古い。多くの提出先で「6か月以内に撮影したもの」といった条件があります
これらの条件は提出先ごとに異なります。特にパスポートやマイナンバーカードなどの公的書類は基準が細かく定められているため、提出先の案内で規定を確認してください。履歴書や願書では、ここまで厳密でないことがほとんどです。
撮り直さなくてよい条件(気になるだけ)
一方で、本人が気にしているだけで、提出上は問題にならない条件も多くあります。
| 気になりやすい点 | 提出上の扱い |
|---|---|
| 表情が硬い、笑っていない | 問題なし。むしろ公的書類では無表情が求められる |
| 左右の目の大きさが違う | 問題なし。多くの人に見られる左右差 |
| 肌のトーンが普段と違う | 本人と判別できれば問題になりにくい |
| 髪が少し跳ねている | 顔にかかっていなければ問題なし |
| 思っていた印象と違う | 提出要件とは無関係 |
特に「思っていた印象と違う」は、判断を長引かせる原因になりやすい項目です。写真は鏡と左右が逆に写るため、自分にとっては見慣れない顔になります。この違和感は誰にでも起こるもので、写りの良し悪しとは別の話です。詳しくは証明写真が苦手な人へ|変になる原因と対処法で扱っています。
撮り直しやすさで方法を比べる
撮り直しの判断で見落とされがちなのが、「そもそも撮り直しやすい方法を選んでいるか」という点です。方法によって、やり直しにかかる手間と費用が大きく変わります。
| 方法 | 撮り直しの自由度 | やり直し時の負担 |
|---|---|---|
| 証明写真ボックス | 機種により数回まで | 気に入らない場合、もう一度料金がかかる |
| 写真店 | 撮影者が調整してくれる | 再訪が必要。予約が要る場合もある |
| 自宅で撮影+コンビニ印刷 | 回数制限なし | 撮影のやり直しは無料。印刷分のみ費用が発生 |
証明写真ボックスは、その場で仕上がるという利点がある一方、撮り直しの回数に制限があります。後ろに人が並んでいると落ち着いて選びにくいという声もあります。
自宅で撮ってコンビニで印刷する方法は、撮影段階で何度でもやり直せるのが特徴です。マイ証明写真の場合、アップロードした写真からサイズを選び、背景色を変えて印刷番号を発行します。印刷は4枚200円で、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、デイリーヤマザキ、ポプラ、セイコーマートのマルチコピー機に対応しています。撮影の段階で納得できるまで試せるため、印刷してから後悔するという流れになりにくい進め方です。
撮り直す前に、その場でできる調整
撮り直しを決める前に、確認しておきたいことがあります。原因が撮影条件にある場合、同じ場所で撮り直しても同じ結果になります。
- 目の下に影が出ている → 天井の照明の真下から外れる。窓のほうを向く
- 顔が大きく写る、鼻が目立つ → カメラから1メートル以上離れる
- 顎が上がって見える → カメラを目の高さかやや上に置く
- メガネが光る → 顎をわずかに引いてレンズの角度を変える
- 背景に影が入る → 壁から1メートルほど離れて立つ
それぞれの理屈と具体的な数値は証明写真の写りをよくする|光・角度・姿勢のコツにまとめています。メガネの反射だけが問題であれば、証明写真とメガネ|反射と写り込みを防ぐコツのほうが具体的です。
印刷したあとに気づいた場合
印刷してから問題に気づくこともあります。この場合、どこまで戻る必要があるかで対応が変わります。
サイズが違っていた場合は、写真そのものは使えるため、正しいサイズを選び直して印刷し直せば済みます。提出先ごとに指定サイズが違うので、複数の書類に使う場合はそれぞれ確認してください。
背景色が合わなかった場合も同様に、背景色を選び直して再度印刷する形になります。撮影からやり直す必要はありません。
写真そのものに問題がある場合、たとえば目が閉じている、ぶれている、といったケースは撮影からやり直しになります。この場合は、上の章の条件変更を1つ加えてから撮ってください。
なお、印刷済みの写真が余った場合、他の書類に使い回せるかどうかは撮影時期と提出先の規定によります。この点は証明写真データの保存と使い回し|有効期限の考え方で整理しています。
撮り直しを減らす、事前の確認
最も効率がよいのは、撮る前に確認を済ませておくことです。次の項目を先に押さえると、撮り直しの回数が減ります。
- 提出先の指定サイズを確認する(縦横の寸法、顔の大きさの割合)
- 撮影時期の条件を確認する(多くは6か月以内など)
- 背景色の規定があるか確認する
- メガネ・アクセサリーの可否を確認する
- 必要な枚数を確認する
特にサイズは提出先で異なります。複数の用途に使う予定があるなら、それぞれの指定を先に集めておくと二度手間になりません。
- 目が半開きに写っています。撮り直すべきですか。
- 瞳が確認できない状態であれば、撮り直しをおすすめします。本人確認ができないとして受け付けられない可能性があります。撮り直すときは、シャッターの直前に2、3回まばたきをしてから撮ると開きやすくなります。
- 表情が硬いのが気になります。
- 提出上は問題になりません。むしろパスポートなどの公的書類では、無表情に近い状態が求められます。表情の硬さを理由に撮り直す必要は基本的にありません。
- 撮り直しに費用はかかりますか。
- 方法によります。証明写真ボックスや写真店では撮影ごとに料金が発生します。自宅で撮ってコンビニで印刷する方法なら、撮影のやり直しに費用はかからず、印刷したぶんだけ費用が発生します。
- 何回撮り直しても納得できません。
- 先に合格ラインを決めておくと判断しやすくなります。目が開いている、正面を向いている、ぶれていない、背景がきれい。この程度を満たしていれば、提出先の要件は満たしていることがほとんどです。
まとめ
撮り直しの判断は、次のように整理できます。
- 提出できない条件(ぶれ、目が閉じている、顔が隠れている、規格外)は撮り直す
- 表情や左右差など、気になるだけの条件は撮り直さなくてよいことが多い
- 撮り直すときは、必ず条件を1つ変える。同じ場所で枚数だけ増やしても改善しない
そもそも撮り直しやすい方法を選んでおくと、判断そのものが軽くなります。撮影段階で何度でもやり直せる進め方なら、印刷してから迷う場面自体が減ります。
スマホやパソコンの写真から、コンビニで証明写真が作れます。背景の色の変更や美肌補正までブラウザ上で完結し、料金は4枚200円です。
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